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がんと向き合う社会

もう30年前の話ですが、祖母が乳がんで放射線治療の末亡くなりました。
亡くなる前年の12月の末に病院に祖母の病状を聞いてきた母が落ち込んで帰ってきたことを今でも覚えています。8月に亡くなるまで、祖母には告知をしないままでしたが、祖母自身はわかっていたようで、身の回りの整理をしてあったようです。
今と比べると、がん治療は進んでおらず、がんと聞いただけでもう助からないとさえ考えた時代、本人に対する告知はしないのが治療方針でもあったように思います。
以来、私自身も慢性疾患を患うこともあり、周囲でがんの方に接する機会もありましたが、がん治療をするに当たり、治療方針を本人に理解していただくためには告知をすることが大事となっています。また、それにともない、精神的ケアの重要性が本人ばかりではなく、ご家族のまで行き届こうとしています。
しかしながら、治療の目途の立たない患者に対しては長期の入院を認めない病院もあります。この点は今後の日本の医療制度の課題であると思います。